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2006-12-26

北朝鮮の金塊、雑感

 北朝鮮が金塊を売却して外貨を得ていたという記事を、母が見て、ふと言った。
「経済制裁をしたって、意味がないじゃない」
って。どうも、ウチの母が学問があるにも関わらず、この手の記事の読み方が甘すぎる…。

 経済制裁を喰らったら、金や白金の売却をして外貨を得るって、国際経済学では当たり前の行動なんだけどね…。それを朝鮮民主主義人民共和国の経済担当はやっただけの話し。

 それに、北朝鮮が産金国だということを忘れている人が多すぎますね。戦前の道府県州庁別の産金量の2位に平安北道があったのですよね。(尋常小学校地理書巻二…昭和九年)金ってそう簡単に堀尽されるものでは無いものなので、今も産金が続いていて当たり前です。

 その、金って、国際通貨だという基本を知っていれば、国際決済に当然の如く使えるし、そもそも外貨との両替なんてへっちゃらなんですよね。戦時中の大日本帝国は対外的な支払いに日銀保有の金を使いました。案外知られていませんが、戦時中の決済を戦時中に済ませている事例も色々とあるんですよね。銀行の信用で発行された紙幣や証券は日銀によって保障されていましたし、在外銀行の支払いはちゃんと済ませたということ、知られていませんよね…。「軍票」の悪いイメージだけが先行していますが、銀行の立場に立てば、在地の民政府や軍政府が「勝手に」発行した不換紙幣を買い戻せっていうのは乱暴な話しです。GHQが軍票の決済をしろということを強制しなかったのもそこらへんが理由では…と思えることがあります。南方の国に対してきちんとした金融機関を設置して軍票などに頼らずにより安定な金融制度を立てようとする動きはあったのに、それが失敗して軍票に頼りすぎたからいけないんですよね。
 満州国なんて、国が無くなってから2年半もの間、満州中央銀行の銀行券が一番信用があると言って流通したんです。金融制度さえきちんとしていれば、たとえ国が無くなってもお金の信頼は失わないんです。

 それに似て非なることでありますが、金は得るための投下した労働力やらその他が内在的な価値を形成しているんです。国がなくなったって、金そのものは摩耗しないし、人々が汗して働いた基本的な価値は時代が過ぎると忘れ去られてしまいますが、内在的に保持し続ける性質のものでしょう。

 そういうものを取引に使うんだから、さすがに誰も止められませんよね。
 でも、金を使わせるというのは、アメリカの戦略なのかしら?とも思えるな…。 [Read More!]
23:37:53 - jupiter -

大圓弗帝国って??(続き)

 この大圓弗帝国って、我が家のオリジナルキャラクター「ウニッタ ウニヱ ウニヅクシ ダイエンドル」というオテコンによる国家の国号なんですよね。
 もともとは、運動会の時に1つ作って持っていくことになっていた玉入れ用のお手玉で、出来損ないを母が作ってしまったことに端を発していまして…。

 それをキャラクター化したことで…もう32年も我が家に居ります。家族も従えというか…臣下まで…。

 ちょっと、ここに写真をアップしておきましょう。ウニッタ ウニヱ ウニヅクシ ダイエンドル

 ウニッタ陛下のコメントを続きに掲載しておきましょう。 [Read More!]
10:53:02 - jupiter -